2014年11月7日金曜日

幸福の科学は「報告の科学」


時間順に私の経験をお話ししようと思って始めたブログですが、頭の中が整理できていないので、なかなか更新が続けられていません。

ですので、時間順にこだわるのはもうやめて、気の向くまま、思い出せることを断片的にそのまま書いてゆこうと思います。


幸福の科学の組織運営に、疑問を持っている会員さんは多いと思います。

私も、だいぶ前から疑問に思っていました。


幸福の科学は会員がたくさんいると言われていましたが、いつも支部に来る会員はごく少数の人たちだけでした。


昔、私が青年部長をしていたとき、支部の青年会員さんたちを誘い活動に参加させ、一時期盛り上がったときがありました。

私は一人一人の思いや気づき、情熱や幸福感を大切にし、悩みを分かち合い心が通い合うようなサンガ造りを心がけていました。


支部に若い人がたくさん集うようになったのを聞きつけたのでしょう、本部からファックスで連絡が来て、様々な講演会や集会への参加者の報告をするように言われるようになりました。

最初は言われるがまま報告していたのですが、やがて参加者数や購入数や確約数・献本数などといった数字の報告が義務となり、それに追われるようになっていったのです。

ファックスから伝わってくるのは、数字のみ。会員たちがどんな気持ちで活動しているのか、どれだけ爪の先に火を灯しながら、少ないお金の中からお布施を出しているか。他の人からの嘲笑に耐えたり、孤独に耐えたりしながら献本や小冊子の配布などをしているのか。

そのようなことを報告するような欄は一つも無く、ファックスには数字だけを期限までに報告しなさいと書かれていました。


私は総合本部からなんとなく冷たいものを感じ取っていましたが、会員は仏・法・僧に帰依しますという誓いをしていました。

幸福の科学の組織は僧団なのだから、そしてその僧団は仏が創ったものなのだから、その方針に従わなければならないと、考えていたのです。

しかし、そのような数字の報告をしているうちに、私は他の青年会員さんに会ってはイベントに参加するかどうか、献本するかどうか、いくらお金をだすか?などといったことばかりを相手に聴かなければならず、相手の気持ちを聴くことがだんだんできなくなっていったのです。

やがて青年会員さんは一人、また一人と支部に来なくなりました。

それは、私が相手の心に関心を持てなくなり、数字だけが私の関心事の中心になってしまったからだと思います。

私は支部に来なくなった人を悪の勢力に負けたと考えました。そう、教えられたからです。悪霊に憑かれた人は、支部に近寄ることができなくなる、と言われていたからです。

再び、ごく少数の人しか支部に来なくなる時期がやってきたとき、「ああ、私に会いに来たことも電話で話したことも無い、本部の青年部課長とやらのファックスに従わなければよかった」と後悔しました。

しかしその時は、まだ組織が未熟なためであり、総裁先生だけは私の気持ちをわかって下さるはずであると考えていたと思います。

その後、数年が経って、頻発されるようになった霊言の中で、幸福の科学の組織運営のあり方に批判的な意見を言う霊人の言葉を聞き、「そのとおり」と思ったこともありました。

ところがあるとき、いろいろなきっかけが重なることによって、この冷たいものが総合本部だけではなく、総裁本人から流れてきていると言うことを理解したのです。

総裁自身が会員の幸福に全く関心は無く、数字だけが大切で、会員がどんなつらい思いで活動しようがかまわない、目標必達だけが至上命題の、冷たい心を持つ人だったということを知るに至りました。

詳しいことはまたいずれ、頭の整理が進んでからお話ししようと思っています。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。とおりがかりの一幸福の科学会員です。
    2011年7月にネット入会の形式で入会したぺーぺーです。
    僕は不精者であるため、また不信心者であるため、
    また別の理由として金欠という事情があるため
    支部に(車で30分程の所に最寄りの支部があるのですが)
    まだ一度も訪れたことがありません(!)
    (三帰誓願もまだ)
    ただし、天使のモーニングコールだけは毎日iPodで聴いています。
    小生知識不足なため、不勉強な点はお許し下さい。

    幸福の科学信者・会員の色々な意見・見解を知りたく
    にほんブログ村を見て廻っています。

    さて、ブログ主さんの記事で気になる記述を見つけました。


    >ところがあるとき、いろいろなきっかけが重なることによって、
    >この冷たいものが総合本部だけではなく、総裁本人から流れて
    >きていると言うことを理解したのです。

    >総裁自身が会員の幸福に全く関心は無く、数字だけが大切で、
    >会員がどんなつらい思いで活動しようがかまわない、
    >目標必達だけが至上命題の、冷たい心を持つ人だったということを
    >知るに至りました。


    僕が幸福の科学に入会する契機となったのは
    予備段階としては1980年代後半頃からしばらく
    出版されていた大川隆法総裁先生の
    初期の霊言集の内容を読んで
    (何冊も買いました)
    第二期は雑誌The Libertyの内容に
    (全てではないですが)幾分共感して
    そして第三期は相前後しますが
    「太陽の法」「黄金の法」「永遠の法」
    を読んで感銘を受けたからです。
    特に「太陽の法」の「愛の発展段階説」
    には圧倒されました。

    その他主に「法シリーズ」と呼ばれる書籍を
    中心に大川隆法総裁先生の著作を何冊も買って読み
    これは間違いないなと思い入会に至ったのですが。。。

    まず、大川隆法総裁先生が再誕の仏陀であり
    主(地球根本神)エルカンターレであるという認識を僕は
    教わったのですがここまでは間違いないですか?

    少なくとも神仏の実在、それと霊界の実在を
    はっきりと説いている、という所までは
    大川隆法総裁先生、幸福の科学は何も間違っていないと思います。

    その認識でしばらくは良かったのですが。。。

    大川隆法総裁先生に関してよからぬ評判をそこかしこで目にします。

    もちろん宗教指導者ですから教団が発展する過程においては
    正しい指導者であっても悪い噂・評判が立つということも
    確かにあると思います。それはそれで誤解を解いていけばよいでしょう。

    ただ、悪い評判が多過ぎるように思います。
    僕がそれらの評判を一々読むからいけないのでしょうか?

    元信者さんからの大川隆法総裁先生批判はともかく
    現役信者さんやまだ信仰をもちながらも葛藤している方々からの
    総裁先生批判を読むと

    僕の出る幕ではないのかも知れませんが
    総裁先生どうなさったの?と思わずにはいられません。

    僕は大川隆法という方を尊敬はしますが盲信はしません。
    批判すべき点があれば批判もします。
    (ブログではありませんがtwitterなどで批判したりしています @A_Okihasam)
    大川隆法総裁先生は今後どのように立ち回られれば良いのでしょうか?

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  2. Allegroさん、こんにちは。
    少々長々とした自己紹介をして頂きましたね。
    最後の、

    >大川隆法総裁先生は今後どのように立ち回られれば良いのでしょうか?

    とのご質問ですが、なんとも質問の意図がわかりにくいのですが、
    とにかく総裁先生の最近の行動に戸惑っているようですね。

    よく考えてみれば、フライデー事件あたりから、信者はずっと振り回されてきました。
    総裁の言動は、昔からコロコロと変わることが多く、その度に支部の方針が変わりました。

    信者が理解できないでいると、いつも総裁の言葉を良い方に解釈し、今の現実とのギャップを埋めるような「霊的な説明」が職員あるいはリーダー会員によってなされてきたと思います。
    最近は、総裁自身がその説明を霊言という形で行っているようですが、その霊言の内容もまたコロコロと変わってきたのです。

    私から、総裁に言いたいのは、潔く振るまって欲しいということです。

    「2015年大学開校予定」と書いたポスターを貼ったり「大学に100万円以上の植福をした方は記念碑に名前を刻みます」などと呼びかけて巨額のお金を集めたにもかかわらず、
    今になって「実はこうなることは、主もご存じだった。しかしあえて、負けるのがわかっていて戦った」などというのは、見苦しい言い訳にしか過ぎません。

    負けたら、潔くそれを認めろよ!そして差し出してくれたお布施を信者に返還するのが、指導者のあるべき姿でしょうが!!
    そう、私は総裁に言いたいです。

    協力してくれた信者を労る言葉さえ、一言も無く、「信者の信仰心が足りなかった」とか「下村大臣が霊言本の出版妨害をしたから」などと叫んでいるようでは、評判が悪くなるのも仕方ないかなと思います。

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  3. opalさん、回答ありがとうございます。
    自己紹介長くなってすみませんでした。

    僕は大川隆法総裁先生という方を全く信じていないわけではないのです。
    説法、書籍では良いことをたくさん仰っていますし、そうであるからこそ
    信者・会員も次第に増え、教団も発展期に入りつつあるのでしょう。
    大川隆法という方が再誕の仏陀、主エル・カンターレであるということを僕は否定しません。
    が、それを承知の上で敢えて述べさせてもらいます。

    「太陽の法」に「新・太陽の法」、「太陽の法」と書き換えを行われた経緯も
    僕にはかえっておかしなことを大川先生はなさったのだな、という認識に至ってしまいました。
    また、離婚問題もありました。
    それから、講談社、週刊新潮、週刊文春他と幸福の科学、大川隆法総裁先生を
    批判的に取り上げた記事を書いた週刊誌などを次々に矢面に立てて総裁先生は批判なさっています。
    御自身に問題がないと自負されるのならそれらのマスコミは相手にしなければ
    いいと思うのですが。やぶをつついて蛇を出しているのではないでしょうか?
    大川隆法総裁先生という方は本来なら必要もないのに
    自ら周囲にどんどん敵を作ってしまう性格なのでしょうか?(今回の文科省大臣の件も)
    (敵ばかりではありませんが)
    とにかく大川隆法総裁先生の言動にどこか見当違いの部分があるように思えてなりません。
     もし、失礼な表現があったならお許しください。

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  4. Allegroさん、こんにちは。
    おっしゃるとおりだと思います。

    幸福の科学は基本的に、外部に敵を作らなければ維持してゆけないのです。
    組織の内部に問題が起こり、その問題の責任が総裁自身に及びそうになると、必ず敵を作り出して激しく攻撃し始めます。「自分は悪くない、悪いのは役人・悪魔・弟子・妻・信者なのだ」ということです。
    とにかく、自らの責任を認めたことは一度もありません。

    これは総裁自身の本来の性格であって、決して最近の話では無いのです。
    なぜなら、似たような事件が教団の発足初期にも何回か起きており、その対応の仕方がどれも全く同じだからです。
    私はこれから、そのような過去のいくつかの事件について、ブログで紹介してゆきたいと思っています。

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