2015年3月11日水曜日

世の中には悪い人もいる。付き合う相手を選ぶことも必要

 昨年末から、更新ができていませんでした。といいますのも、今年の初め、妻がかわいい娘を産んでくれたからです。今も子育てに追われています。幸福の科学を離れてから、私は幸せを実感しています。

さて、今日は少し余裕ができたので、「世の中には悪い人もいる。付き合う相手を選ぶことも必要」という話をしたいと思います。

「良い人」ほど、相手に少々癖があっても、相手の良いところを見いだしたりして、良い関係を築こうとします。信者さんにはこういう人が多く、相手を疑うことがあまりありません。これは場合によっては長所になるのですが、行きすぎると良くないことも起こります。

なぜなら世の中には、彼らが思いもよらない考え方を持つ人間も存在するからです。

私がまだ学校を卒業したばかりの頃・・・私は就職し、ある上司の下で働くことになりました。

最初は、非常に面倒見が良く、私をよく育てようとしてくれる、良い上司に見えました。
私は「良い上司に恵まれた」と考え、感謝をしながら仕事をしていました。

しかし、しばらくすると上司は他人の悪口・不満を私にこぼし始めるようになりました。
自分以外のあらゆる人に対する「あいつはダメ、こいつもダメ」「あれが悪い、これが悪い」という話をいつも聞かされるのです。

私は最初はその話を真に受けて「そういう悪い人もいるのだ、気をつけないと。上司は私に世間の厳しさを教えてくれている」と考えていました。

ところがそれが何年も続くと、「よくいつまでも不満を言い続けることができるな」と思うようになってきました。

「あいつは実力が無いくせに口だけは達者だな」「私があいつのためを思って言ってやっているのに、反論してきた。礼儀を知らないヤツだ」「あんなことも知らないのか」「あいつの顔を見ただけで虫酸が走る」「低レベルなやつとは同じ空気を吸いたくない」などなど・・・

その言葉は年を追うごとにエスカレートし、そのような他人への悪口を聞くたびに、私は気分が悪くなっていました。

海外出張から帰ってくると、ロシア人の若い女性が川端康成の小説「雪国」を知らなかった、という話を私にするのです。そして、「ロシア人っていうのは教養の無い民族だなぁ!」と決めつけるのです。

衝撃的だったのは、日本で生まれ育った日系韓国人の若者を前にして「韓国人はレベルの低い、下等な民族だから」などとと言い放ったことですかね・・・基本的に他人を見下しているのです。

彼の言いたいことはただ一つ「自分の言うことだけが正しく、それを否定する人は生きている価値が無い」ということなのでした。

私が反論しようとすると、「おまえもあいつらと同じ考えなのか、そんなことではこの仕事をする資格は無い!」などと脅してきました。

その職場では、私とその上司の二人だけしかいません。いわば密室です。私の勤務状況を評価するのは上司であり、その上の役職の人は現場を見ようとせず、作文のうまい上司が書いた報告書だけを見て物事を判断していたのです。

本当に苦しかった。

私は幸福の科学に顔を出すことで、職場のストレスを癒していました。そして私は支部長のアドバイスである「感謝の心が相手を変える」とか「圧倒的な善念で悪を押し流せ」などという言葉を信じて、上司の仏性を信じようと努力していました。

「人間関係調和の法」「八正道」「大死一番経」「両親への反省と感謝」「エル・カンターレ直接霊指導・心願成就」などなど・・・一回あたり数万円〜数十万円の精舎研修に何度も参加しました。

それから10年くらい経って、大川隆法が「レプタリアンの霊言」を出し始めた頃から、私の上司の魂はレプタリアン系なのではないか?と思うようになりました。

私は、どんな人間の心にも必ずその奥に「温かい心」がある、それが仏性である、と思っていましたが、どうやらそのような心を持たない人種もいるのかもしれないと考え始めたのです。

もしそうなら、私がいくら祈願しようが、感謝しようが、信仰生活を続けようが、自分の心を変えようが、上司は変わらないのかもしれない。もう10年も、私は上司に奴隷のように使われていたのかもしれない、と思い始めたのです。

それから、私は働きながら、密かに別の職を探すようになりましたが、新しい就職先はなかなか見つかるものではありませんでした。

それでも、私は主エルカンターレだけは愛の神であると信じて、毎日祈りながら、自分の心がその上司にひきづられ、他人を批判することしかできない、そんな人間になりたくないと思っていました。

そして私は性懲りも無く、「転職成功祈願」「出世祈願」などを受けたりしていました。

後に私が大川の「レプタリアン的性格」に気がついたのも、こうしたことが、ひとつのきっかけだったのかもしれません。

最初は信じられなかった。大川先生が他人を罵倒するような言葉を吐くなんて・・・。まさか、大川総裁先生が口を開けば他人を批判するタイプの人間だったとは。

でも、それは真実だったのです。調べれば調べるほど、それは疑いから確信に変わっていきました。その後、私はやっと職場を変えることに成功できたのです。