2014年1月11日土曜日

友達に勧められて誌友会員になる

 私は高校生の頃から、土屋書店発行の霊言集を読んでいました。私には同じ高校に友達がいて、その友達も霊言集の読者でした。彼とはノストラダムスの予言や、宗教の時代、新時代の到来などといった、他の人とは共有できないような話をすることができ、すぐに親友になりました。二人で図書館に行って、太陽の法、永遠の法、黄金の法を購入希望図書として申請したり、友達に本を薦めたりしていました。

 私たちの行っていた高校は有名な進学校であり、東大への合格者も毎年数名はいるような学校でした。勉強はなかなか難しく,私はついていくのに精一杯だったのですが、彼はさらに成績が良く東大理を受験して合格しました。私はと言えば,なんとか一浪せずにとある関東の大学に受かることができました。大学合格後、私は初めての一人暮らしに戸惑いながら、アパートで暮らしていましたが、あるとき彼から連絡があり、東京からアパートに訪ねてきてくれました。話を聞けば,彼は幸福の科学の正会員になったと言うのです。

 当時の幸福の科学には、正会員と誌友会員という2つの制度がありました。誌友会員は月刊誌を定期購読するだけの会員ですが、正会員は書籍を10冊読み、その感想文を書いて送り、入会審査を受けてから入会が認められる、というものでした。正会員には正心法語・祈願文という経文が与えられ,それを毎日読誦するよう勧められます。当時は会費もあり、たしか月3500円くらいだったと思います。

 彼は東大の学園祭で行われた大川隆法の講演ビデオを持ってきました。それは「黎明の時代」という題目でした。その内容は、今ではほとんど覚えていないのですが、これからは宗教の時代が来る、宗教家が最も尊敬を受ける時代が来る、と訴えていたように思います。東大の学生は今まで勉強をさせてもらったのだから感謝をしなければならない、そして未知の分野、宗教という分野に飛び込んで、その優秀な頭脳を他の人の救済のために役立てなければならない。そして、これまで社会の裏側にあった宗教の地位を表側に持ってきて、エリートが集まるようにしたい、なぜなら宗教は尊い仕事をしているのだから・・・という感じでしょうか。

 彼は私に,会員になるよう勧めてきました。私は、もちろん幸福の科学の書籍はほとんど読んでいたし、講演会にも行っていたのでずいぶん共感もしてはいたのですが、何か組織に入るというと少し怖いし、それなりにしがらみも多くなるかもしれないので、入会は躊躇していました。私は悪く言えば臆病、良く言えば慎重な性格だったので,発足して間もない幸福の科学が良い宗教かどうかを5年くらい見守り、その判断を見極めようと思っていました。

 ところが彼は東大に入るや否やすぐに正会員となり、仲間もでき、学生部で活動しながら生き生きとした学生生活を送っているように見えました。あのおとなしくてもの静かだった彼が、笑顔で冗談を言うようになるなんて、こんなにも変わるものなのか・・・私はしばらく迷ったあげく、誌友会員ならいいよ、ということで、毎月月刊誌の定期購読をすることになりました。

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2014年1月5日日曜日

二回目の大講演会「大宇宙の悟り」

 二回目に参加した講演会は1990年8月26日、やはり幕張メッセ国際展示場で開催された「大宇宙の悟り」でした。この時は、私は一人で行きました。これは大川隆法の過去世の一人として太陽の法に書かれている、ムー大陸の王・ラ・ムーが宇宙人と遭遇し、様々な過去や未来を見せられるという話を述べたもので、「悟りの発見」の第4章に収録されています。これはネット上にもアップされているようで,以下のリンクから聴くことができます。

http://www.youtube.com/watch?v=42gL8GwhDdI

 聴いてみるとおわかりのように、ゆっくりとした言葉、何か本当に遠い過去の記憶を思い出すかのように滔々と述べてゆく話の展開に、やはり引き込まれるものがあると思います。超古代文明と宇宙人の話です。証拠は全くありません。ただ、聴衆はあの幕張メッセの広い会場を埋め尽くしています。聴衆の中には、やはり泣いている者,手を合わせている者もいます。どの人も大川隆法が本気で話をしていると思って、聴いているのは間違いありませんでした。
 こんな話を信じることができるのだろうか。しかし、もしこのような霊的なビジョンを見ることができるのが大川隆法ただ一人であるとしたら、どうだろう?彼にしかわからない真実。それを他の人にも伝えるべく、こんなに頻繁に大講演会を開いて語っているとしたら?私は、書きとめた話を帰宅してからワープロに入れ、何度も読み返すようになりました。こうして私は、定期的な本の読者から定期的な講演会の参加者となりました。