私は高校生の頃から、土屋書店発行の霊言集を読んでいました。私には同じ高校に友達がいて、その友達も霊言集の読者でした。彼とはノストラダムスの予言や、宗教の時代、新時代の到来などといった、他の人とは共有できないような話をすることができ、すぐに親友になりました。二人で図書館に行って、太陽の法、永遠の法、黄金の法を購入希望図書として申請したり、友達に本を薦めたりしていました。
私たちの行っていた高校は有名な進学校であり、東大への合格者も毎年数名はいるような学校でした。勉強はなかなか難しく,私はついていくのに精一杯だったのですが、彼はさらに成績が良く東大理を受験して合格しました。私はと言えば,なんとか一浪せずにとある関東の大学に受かることができました。大学合格後、私は初めての一人暮らしに戸惑いながら、アパートで暮らしていましたが、あるとき彼から連絡があり、東京からアパートに訪ねてきてくれました。話を聞けば,彼は幸福の科学の正会員になったと言うのです。
当時の幸福の科学には、正会員と誌友会員という2つの制度がありました。誌友会員は月刊誌を定期購読するだけの会員ですが、正会員は書籍を10冊読み、その感想文を書いて送り、入会審査を受けてから入会が認められる、というものでした。正会員には正心法語・祈願文という経文が与えられ,それを毎日読誦するよう勧められます。当時は会費もあり、たしか月3500円くらいだったと思います。
彼は東大の学園祭で行われた大川隆法の講演ビデオを持ってきました。それは「黎明の時代」という題目でした。その内容は、今ではほとんど覚えていないのですが、これからは宗教の時代が来る、宗教家が最も尊敬を受ける時代が来る、と訴えていたように思います。東大の学生は今まで勉強をさせてもらったのだから感謝をしなければならない、そして未知の分野、宗教という分野に飛び込んで、その優秀な頭脳を他の人の救済のために役立てなければならない。そして、これまで社会の裏側にあった宗教の地位を表側に持ってきて、エリートが集まるようにしたい、なぜなら宗教は尊い仕事をしているのだから・・・という感じでしょうか。
彼は私に,会員になるよう勧めてきました。私は、もちろん幸福の科学の書籍はほとんど読んでいたし、講演会にも行っていたのでずいぶん共感もしてはいたのですが、何か組織に入るというと少し怖いし、それなりにしがらみも多くなるかもしれないので、入会は躊躇していました。私は悪く言えば臆病、良く言えば慎重な性格だったので,発足して間もない幸福の科学が良い宗教かどうかを5年くらい見守り、その判断を見極めようと思っていました。
ところが彼は東大に入るや否やすぐに正会員となり、仲間もでき、学生部で活動しながら生き生きとした学生生活を送っているように見えました。あのおとなしくてもの静かだった彼が、笑顔で冗談を言うようになるなんて、こんなにも変わるものなのか・・・私はしばらく迷ったあげく、誌友会員ならいいよ、ということで、毎月月刊誌の定期購読をすることになりました。
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僕なんてね、入会したての頃、仕事もせず、西荻の松庵の事務所にボランティアで行ってましたが、
返信削除能力がなくて何もできなかったなあ。チケットの配分・集金すらできなくて、迷惑をかけてしまったときが
ありましたよ。しょっぱなから苦い思い出(カルマ?)を作ってしまいましたw
駅前の本部のそばには分室があって、そこでテープや小冊子を買いあさってました。もう遠い昔ですね。
入信したきっかけは、親がGLAで、自宅に本がいっぱいあって、高橋佳子の3部作を高校生のとき
読んでいて、19歳かそこらのとき、書店で「大天使ミカエルの降臨」が目にとまり、読んだのが最初です。高橋信次の霊道現象のテープも何種類か聞いたことがあります。あれは、すごいと思った反面、
聞いていて心地悪かった。僕が一番最初に行った講演会は「神理文明の流転」でした。
書籍だとそうでもないですが、CDで聞くと今も涙ぼろぼろです。
私も「大天使ミカエルの降臨」読みました。高校生の頃でした。
返信削除あの頃は講演会に感動して涙したこともあったなぁ。
「すごいと思った反面、聞いていて心地悪かった」というのは矛盾した感情ですね。
返信削除私も霊道現象のテープを聴いたことがあります。当時は「すごい、これが霊界からの言葉か」としか思わなかったです。「なんだか心地悪い」と感じるようになったのは、ずっと後に高橋信次霊が追放されてからです。もしかしたら、この方も私と同じなのではないでしょうか?